戦時下の教会

【史料11】1942年元旦礼拝・初週祈祷会——太平洋戦争開戦直後の新年礼拝と国防献金の記録

本史料は、1942年(昭和17年)元旦礼拝・初週祈祷会の週報と、年頭・初週祈祷会要綱(滝川資料)の2点である。太平洋戦争開戦からわずか3週間後の新年礼拝として、皇居遙拝・国歌斉唱・黙祷の国民儀礼が定着していたことが確認できる。またクリスマス・元旦礼拝での特別献金を国防のために捧げ

【史料12】大詔奉戴礼拝式(1942年3月)——毎月八日の戦捷祈祷会と受難週の戦時化

本史料は、1942年(昭和17年)3月8日に行われた「大詔奉戴礼拝式」の週報と、受難週に関する中会からの通達の2点である。12月8日の開戦記念日を毎月の月例行事として礼拝に組み込む「大詔奉戴日」の制度化と、キリスト教の最重要節期である受難週が戦時色に染められていった実態を示す(発

【史料13】南義子牧師就任以降の週報(1944年4月)——毎週礼拝に定着した国民儀礼の記録

本史料は、1944年(昭和19年)4月9日付の遠軽教会週報(第一号)である。約2年間の無牧師時代を経て南義子牧師が就任した直後の週報にあたり、礼拝の最初に「国民儀礼」という欄が印刷されている。これ以前の週報では特別な記念日以外に国民儀礼が記されていなかったことと比較すると、国民儀

【史料14】諸集会の戦時化(1938〜1940年)——講演会・修養会に見る国民精神の聖化と銃後奉仕

本史料は、1938年から1940年にかけて遠軽教会で開催された諸集会の記録である。講演会・修養会・伝道集会といった教会の集会活動が、戦時体制の深化とともに「国民精神の聖化」「銃後奉仕」「時局への対応」という色彩を帯びていった過程を示す。礼拝の戦時化(史料06〜13)と並行して、教

【史料15】諸集会の戦時化(1941〜1942年)——帰還歓迎集会・農村協議会・伝道講演会と弾圧の記録

本史料は、1941年から1942年にかけて遠軽教会で記録された諸集会の資料群である。山下操六氏帰還歓迎集会・農村思想経済問題対策協議会・満州伝道者による講演会・伝道講演会など、教会の集会活動が戦時体制と深く絡み合っていた実態を示す。また伊藤馨氏の逮捕(ホーリネス系への一斉弾圧)と

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